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私たちの身の回りにある電子機器は持ち運びしやすく扱いやすいようにコンパクトになり、製品内部には極限まで小さくされた電子部品がびっしりと実装されています。 このため、実装後のプリント基板に付着したフラックスを除去するフラックス洗浄工程ではミクロ単位の洗浄性が求められ、さらにはんだの印刷工程、フロー槽やリフロー炉といった実装工程で使用される治工具(メタルマスクやフローパレットなど)にも高い洗浄精度が要求されています。 |
| 自動車業界では、塗装工程で使用される治工具や塗装ロボットスーツなどに付着した硬化塗料・未硬化塗料の洗浄・剥離で国内外の多くの工場で当社製品が使われています。その実績から、低VOC化や省エネルギー化といったご相談に対応したり、電子化・軽量化が進む将来の自動車に対応した新たな開発テーマに取り組んだりと、自動車の発展を陰から支え続けています。 | |
| 数ミクロンの異物を除去したい… 環境や作業者へ配慮した洗浄剤を選定したい… 法令に該当しない洗浄剤を使いたい… など製造工程で発生する「洗浄」に関する問題にお悩みの担当者様は多いのではないでしょうか。このページでは当社に寄せられた「困った」問題を解決した事例を紹介しています。 ぜひ、お客様の課題解決にお役立てください！ | |
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| 目次
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検討の背景 電子部品製造メーカーのA社では製造工程で製品に付着する加工油や皮脂、ほこりを除去するために、IPAを使用していました。 IPAが有規則(有機溶剤中毒予防規則)に該当するため、有機溶剤健康診断の受診、防毒マスクの購入、局所排気装置の設置・維持管理による対応費用が長年課題となっており、有機則に該当しない洗浄剤がないか探しているなかで当社にお問い合わせをいただきました。 |
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提案製品 工業用アルコール PAG-07 |
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お客様の声 |
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IPAからPAG-07に変更し、作業性等が変わってしまうのではと思っていますが、洗浄性・乾燥性・作業のどれもIPAと変わらなかったため、採用を決定しました。
PAG-07を採用することで、年2回の受診が義務付けられていた有機溶剤健康診断の受診が不要になり、健康診断の費用 約20万円(2,300円/人×43人×2回/年)のコスト削減を実現できました！さらに、健康診断の受診調整や結果の管理にかかわる担当者の作業工数も削減できました。
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検討の背景 Z社では3Dプリンターの外装やノズル部分に付着した光造形樹脂を除去するために、IPAを使用していました。 IPAが有規則に該当するため、有機溶剤健康診断の受診、防毒マスクの購入、局所排気装置の設置・維持管理に対応する費用が課題となっていました。また、IPAは消防法の危険物に該当するため、少量しか使用しないにも関わらず社内の規制で管理者等を定める必要があり、有規則や消防法に該当しない洗浄剤がないか探しているなかで当社にお問い合わせをいただきました。 |
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提案製品 工業用アルコール SE-60 |
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お客様の声 |
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IPAからSE-60に変更することで、年2回の受診が義務付けられていた有機溶剤健康診断の受診が不要になり、健康診断の費用やIPAを扱う際に必要な保護具、備品の購入・管理費を削減することができました。
IPAと比べると乾燥性が悪くなってしまうことがネックでしたが、エアブロー工程を設けて乾燥時間を短縮しました。
また、消防法に非該当であるため社内の規制への対応も不要となりました。
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検討の背景 実装ラインで活躍するはんだペーストの印刷機メーカーであるC社では、マスクの裏拭き機能で使用する洗浄剤としてIPAとエタノールを推奨していました。 IPAは有規則に該当するため、印刷機のユーザーからは有機溶剤健康診断の受診、防毒マスクの購入、局所排気装置の設置・維持管理に対応する費用が課題という声が上がっていました。また、IPA・エタノールは消防法の危険物に該当するため、安全面から消防法に該当しない洗浄剤がないかとの相談も増えており代わりとなる洗浄剤を探していましたが、満足する性能・価格の洗浄剤がなく当社にご相談をいただきました。 |
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提案製品 印刷機裏拭き用洗浄剤 裏拭きんちゃん |
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お客様の声 |
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印刷機のユーザー様から、
✓ 裏拭きんちゃんを使用することで現行の印刷工程や生産タクトを大幅に変更することなく有機則や消防法の非該当化ができた
✓ 消防法や有機則の規制に対応するコストと工数の削減ができた
といった喜びの声を多くいただき、ユーザー満足度の向上につながりました。
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検討の背景 B社ではリフロー炉内に焼き付いたヤニ汚れ(フラックス汚れ)をIPAで清掃していました。 IPAは揮発が速くすぐに乾燥してしまうため、使用量が多くなってしまうことが課題でした。IPAは消防法に該当するため指定数量の規制があり、大量に保管すると消防署への届け出が必要となります。指定数量の規制を受けない非危険物タイプの洗浄剤を探している中で、当社にお問い合わせをいただきました。 |
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提案製品 リフロー炉洗浄剤 ロックリンYD-99 |
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お客様の声 |
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まず、ロックリンYD-99のフラックスの除去力の高さに驚きました！
IPAでは10分間ほど擦り続けても落ちないようなフラックス汚れが、ロックリンは5分ほど漬けておくだけで溶けていきました。当社ではリフロー炉の清掃メンテナンスは半日ほどかけて実施していましたが、ロックリンに置き換えることでメンテナンス時間を2時間程度に短縮できました。IPAよりも低臭気のため、メンテナンス作業中に気分が悪くなってしまう人もおらず、作業環境の改善も実現できました。
あと、ロックリンのフラックス溶解力が高いので使用量が少なくて済みます。iPAと比べて液の購入量を抑えられることも採用の決め手になりました！
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検討の背景 自動車を製造しているJ社では、塗装工程で使用される治具(製品や部品を固定するための補助工具)に付着・硬化した塗膜を80～90℃に加温した剥離槽で剥離しています。 工場全体でエネルギー削減の取り組みを進めており、各工程のエネルギー消費量を確認していくと剥離工程がエネルギー消費のボトルネックになっていることが判明しました。よりエネルギーの使用を削減できる剥離工程を構築するにあたり、剥離剤メーカーである当社にご相談をいただきました。 |
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提案製品 60℃の液温で運用できる塗膜剥離剤 ストリアルUM-4400を新たに開発しました。 |
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お客様の声 |
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剥離槽の温度を90℃から60℃へと低温化できたことで、剥離工程のエネルギー消費量を56%も削減することができ工場のエネルギー削減目標を達成することができました。
また従来の剥離剤は強アルカリ性で危険性を感じていましたが、ストリアルUM-4400は中性のためより安全な作業環境へと改善できました。
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検討の背景 車載電子部品の製造メーカーであるE社ははんだ付け後のフラックス残渣除去のために、自社で設計・製造した洗浄機に市販の洗浄剤を入れて運用していました。運用の際に洗浄剤とリンス水を頻繁に交換しており、廃液・廃水にコストがかかっていることが課題でした。ランニングコストの低減ができないか他の洗浄方式を検討する中で当社を知り、お問い合わせをいただきました。 |
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提案製品 新たに開発したマイクロクリンRWシリーズ |
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お客様の声 |
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新たに開発いただいたマイクロクリンRWシリーズは洗浄性が現行の洗浄液と同等以上であったことから採用しました。導入後の検証でも、リンス水の液バランスが安定することで交換頻度も下がり、廃水量が低減することも確認できました。結局、洗浄剤の使用量は33％の削減、廃水量は50%の削減を達成！治具類の更新頻度の低下もあり、トータル年間5,000万円という大きなコストダウンができました。
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検討の背景 はんだ実装を請け負っているH社では、フロー工程で使用するフローパレット(Dipパレット)をIPAに浸漬してブラシで擦って洗浄していました。洗浄時間や人手がかかってしまうこと、また作業者によって洗い方に差があることもネックでした。もっと人手や時間をかけずに洗浄できる方法が無いか探す中で当社にご相談をいただきました。 |
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提案製品 パレットクリーナー・専用洗浄剤パレクリン |
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お客様の声 |
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デモ機でのテストで洗浄力の高さに驚き、導入に向けて前向きに検討を始めました。
パレットクリーナーと高洗浄力の洗浄剤パレクリンの導入で90分ほどかかっていた洗浄作業が20分へと短縮でき、約80%も作業時間を削減できました。さらに洗浄作業を実施する作業者や洗浄剤の購入量を減らすこともできたため、トータルで約70%のランニングコストダウンを達成できました。
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本ページでご紹介した「困った！」解決事例をPDFでダウンロードいただけますので、ぜひご利用ください。 |
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