パーティクル除去システム マイクロクリーナー®FPS

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フッ素系・水系洗浄剤のトレードオフを排し、微小異物を1液で精密洗浄。
パーティクル除去システム「マイクロクリーナー® FPS」

カメラモジュールや光学センサーをはじめとした精密デバイスの製造工程における微小異物除去に最適。PFAS(フッ素系化合物)規制に伴うフッ素系溶剤からのリプレイスや、他社製水系洗浄剤の導入に伴う多大な排水・残留リスクといった課題を同時にクリアします。

製品の特長

01

微小塵埃から人体由来の有機パーティクルまで強力除去

従来のフッ素系洗浄剤では対応が困難だった、付着力の強い皮脂や皮膚片などの有機汚れ、さらには3μm以下のアルミナや0.5μmクラスの微小タルクといった無機パーティクルに対しても極めて高い除去性能を発揮。超音波洗浄との相乗効果により、微細な異物の再付着を徹底的に抑制します。

02

グローバルなPFAS規制・中国GB規格に完全適合

国際的に製造・使用禁止の動きが加速するPFAS(フッ素系化合物)を一切使用しない「PFASフリー」設計を採用。また、約70%が水分で構成されているため低VOCを実現し、中国の強制国家標準(GB38508-2020)にも適合。引火点がなく消防法有機則にも非該当なため、国内外の生産拠点で安全に運用可能です。

03

不揮発成分フリーの1液プロセスで水の使用ゼロ

洗浄剤に界面活性剤などの不揮発成分を一切配合していないため、フッ素系溶剤と同様に1液で洗浄からリンス・乾燥まで完結。純水かけ流しのような多量の排水は一切発生しません。さらに装置内の蒸留再生器により液中の汚れをカットし、新液の補給のみで長寿命運用が可能です。

精密デバイスの製造工程において、このような異物不良や環境規制の課題に直面していませんか?

  • PFAS規制に伴う代替品選定の逼迫
    フッ素系洗浄剤(HFE等)からの切り替えを迫られる中、安全性と洗浄性を両立できる代替品が見出せない。
  • 水系洗浄導入による排水処理コストの増大
    他社製水系洗浄システム導入に伴う、純水かけ流しによる大量の廃水・維持管理コストに懸念がある。
  • 界面活性剤の残渣に起因する光学センサーの汚染
    すすぎ不足による残留成分が、イメージセンサ等の製品信頼性を損ねるリスクを抱えている。
  • 有機パーティクルの除去不良
    従来の溶剤洗浄では皮脂や皮膚片などが落ちきらず、製品の歩留まり低下を招いている。
  • 海外拠点の環境規制(GB規格等)への対応限界
    VOC排出規制や危険物管理(引火点、腐食性など)に対応できず、現場負担が大きい。

パーティクルとは

パーティクルとは

パーティクルとはナノミクロン~マイクロミクロンサイズの微細な粒子の総称で、電子機器・部品類の製造工程で発生・混入すると製品の品質や歩留まりに悪影響を及ぼす可能性のある異物のことです。
パーティクルは加工・成形の際に生じる切削粉や、空気中の塵埃、製造装置の可動部が接触・摩耗することで生じる金属・樹脂のカスなど、有機物・無機物を問わず様々です。
中でも最大のパーティクル発生源の1つとなっているのが現場作業者自身です。人間の体に付着している皮脂や皮膚片、繊維くず、更に化粧品や整髪料に含まれる成分などもパーティクルであり、製品表面を汚染したり製品の電気的信頼性を損ねたりするリスクがあります。
もちろん、現場作業者は現場の清浄度に応じて無塵服やマスクなどの着用をしていますが、人の発するパーティクルをゼロにすることは困難です。

パーティクルを除去しないとどうなる?

例えば、最近の自動車には多数のカメラモジュールや光学センサが使われています。こうしたセンサーの製造工程で、部品の中にパーティクルが残留した場合、イメージセンサや光学素子といった重要な部品を汚染し、誤動作や誤検知による重大事故を引き起こす恐れがあります。

他にも、モバイル端末向けのカメラモジュールでは小型化・高機能化がすすみ、より小径・少量のパーティクルでも残留すると製品の品質に影響を与える存在となっています。パーティクルの除去工程では、ますます高度な洗浄品質が求められています。

従来洗浄剤との比較

精密電子部品や半導体分野のパーティクル(微細異物)除去工程において、従来から汎用されているフッ素系洗浄剤、水系洗浄剤の課題と、非フッ素系洗浄剤「マイクロクリンFPS」を比較・検証します。

比較項目 「マイクロクリンFPS」 フッ素系洗浄剤
(HFE / HFC等)
水系洗浄剤
安全性・環境対応
(法規制リスク)
【完全フッ素フリーで国際環境規制に適合】
フッ素系化合物を一切含まない(PFAS*フリー)ため、将来的な使用制限や供給途絶のリスクがありません。安衛法有機則や毒劇法にも非該当。さらに引火点を持たない(非危険物)ため、防爆設備不要で安全な作業環境を構築できます。
【全PFAS規制に伴う将来的な使用不可リスク】
不燃性であり作業安全性が高い一方、最大のネックとして国際的な環境規制(欧米を中心とした全PFAS・フッ素系化合物規制)の対象となります。製造禁止や使用制限への対策が世界的に急務となっており、将来的な供給途絶リスクに直面しています。
【引火点を持たない高い安全基準】
フッ素系と同様に引火点を持たないため消防法上の危険物に該当せず、安全な運用が可能です。大気汚染の原因となるVOC(揮発性有機化合物)の排出量や地球温暖化係数(GWP)もほぼゼロであり、優れた環境適合性を有します。
洗浄パフォーマンスと
製品の信頼性
【強力な油脂溶解力と優れた乾燥性を両立】
パーティクルを製品表面に固着させる原因となる加工油やグリスを強力に溶解。水洗システムのような界面活性剤やアルカリ成分を含有しないため、乾燥後の残渣(白残り)による電子回路の絶縁信頼性低下リスクを徹底的に排除します。
【優れた乾燥性と低い油脂溶解力】
極めて優れた揮発(速乾)性を持ち、デリケートな樹脂や金属部材に対する化学的影響(膨潤や変質)が少ない利点があります。しかし、パーティクルを固着させる原因となる加工油やグリス等の油脂類に対する溶解力は限定的です。
【界面活性剤・アルカリ成分の残留リスク】
高い洗浄力を発揮する反面、その後のリンス工程ですすぎ切れなかった洗浄剤成分(界面活性剤や強アルカリ成分)が製品表面に微量残留しやすいのが課題です。この残渣が乾燥後に外観不良を招いたり、回路の信頼性を損ねる懸念があります。
排水管理・
ランニングコスト
【1液完結・装置内蒸留再生による廃水ゼロ運用】
洗浄から仕上げまで1液で完了し、さらに専用の洗浄装置に内蔵された蒸留再生器により、リサイクル運用が可能。多大な投資が必要な排水処理設備や純水製造装置は不要であり、洗浄システム導入への初期投資と洗浄剤のランニングコストを引き下げます。
【高額な液コストと人体への健康懸念】
液そのものの調達コストが極めて高額であり、揮発による液ロス(消費量)の管理がランニングコストを圧迫します。また、作業者の吸入リスクなど、現場の人体に対する健康被害(安全性確保)の対策コストが求められます。
【多量な純水かけ流しと排水処理の負担】
リンス(すすぎ)工程において、残留成分を落とすために多量のエアーブローや純水のかけ流しが必要となり、膨大な廃水が発生します。専用の排水処理設備の維持管理や、廃水引き取り委託にかかる多大なコストが現場の大きな負担となります。

PFASにかかわる規制について

化審法(化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律)におけるPFASの規制状況は以下の通りです。  (2025年1月現在)

・PFOS:2010年に第一種特定化学物質に指定されており、2018年以降は全用途で製造・輸入が原則禁止されている。
・PFOA:2021年に第一種特定化学物質に指定されており、製造・輸入が原則禁止されている。
・PFHxS:2024年2月から第一種特定化学物質として規制が開始され、試験研究目的以外での製造、輸入、使用は禁止されている。

EUでは、一定以上の濃度のPFASを含有する製品の製造や販売、使用を全面的に禁止する規制案が出てきています。
アメリカでは、商業目的でPFASを含む商品を製造・輸入した事業者はPFASに関連する情報の提出が義務付けられており、対象は1,462種以上のPFAS化合物となっています。

マイクロクリンFPSによる洗浄前後比較

フッ素系洗浄剤といった従来の洗浄剤では対応が困難だった付着力の強い人体由来の有機パーティクルや、微小パーティクルに対しても極めて高い除去性能を発揮します。

洗浄対象物 洗浄前 マイクロクリン
FPS-4712
マイクロクリン
FPS-4700
フッ素系洗浄剤 水系洗浄剤
皮脂+皮膚片
平均粒径:約20μm
皮脂洗浄前 皮脂洗浄後_FPS-4712 皮脂洗浄後_FPS-4710 皮脂洗浄後_フッ素系洗浄剤 皮脂洗浄後_水系洗浄剤
◯'
アルミナ
平均粒径:約3μm
アルミナ洗浄前 アルミナ洗浄後_FPS-4712 アルミナ洗浄後_FPS-4710 アルミナ洗浄後フッ素系洗浄剤 アルミナ洗浄後_水系洗浄剤
タルク
平均粒径:約0.5μm
タルク洗浄前 タルク洗浄後_FPS-4712 タルク洗浄後_FPS-4710 タルク洗浄後_フッ素系洗浄剤 タルク洗浄後_水系洗浄剤
×

除去率評価基準 ◎:99%以上  ◯:98 ~ 90%  ◯':89 ~ 70%  △:69 ~ 40%  ×:39%以下
洗浄条件 超音波45kHz/300W、50℃/1min洗浄

 

一般性状

 
品名 マイクロクリン
FPS-4712 FPS-4700
比重 0.98 0.99
表面張力 mN/m(25 ℃) 30 32
沸点 ℃ ≧100 ≧100
引火点 ℃ なし なし
オゾン層破壊係数(ODP) 0 0
消防法 該当せず
労働安全衛生法有機則 該当せず
化管法(指定化学物質) 該当せず
環境省 VOC対象100物質 含有せず
中国VOC規制
(GB38508-2020)
半水系洗浄剤 低VOC含有量
半水系洗浄剤
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洗浄装置

フラックス洗浄機の製品ページのサムネイル 製品情報
フラックス洗浄機 マイクロクリーナー®
近年、電子機器の小型化・実装の高密度化に伴い、電子回路や電子部品にはますます高品質・高信頼性が要求されており、フラックス洗浄に対するニーズが高まってきています。マイクロクリーナー®フラックス洗浄機の決定版!プリント基板・電子部品の品質アップに貢献します。

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パーティクル除去用洗浄剤 マイクロクリン FPS-4700、マイクロクリン FPS-4712
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環境対応型パーティクル除去システム マイクロクリーナーFPS
当社が長年フラックス洗浄分野で培ってきた洗浄剤配合設計、洗浄プロセス設計の各技術を応用し新規開発した環境対応型パーティクル除去専用システムとして、洗浄剤「マイクロクリン FPS」及び洗浄装置「マイクロクリーナー®FPS」について紹介しています。

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