「困った」解決事例

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製造現場の「困った!」解決事例

近年、CO₂やVOCの削減、省エネ対策、コストダウン、作業環境・作業効率の改善、法令への対応やリスクアセスメントなど、製造現場で様々な課題を抱えてらっしゃるお客様が多く見受けられます。
このページでは実際のお困りごとに対して弊社が提案した具体例をご紹介しています。
あなたの製造現場では困った問題はありませんか?是非、お客様の「困った!」をお聞かせ下さい。

困った!解決事例を動画でご紹介


目次

有機則(有機溶剤中毒予防規則)を非該当化したい

溶剤の保管イメージ
SOS
IPA(イソプロピルアルコール)が有機則に該当するため、健康診断の受診、防毒マスクの着用、局所排気装置の設置などが求められ、対応に費用が掛かる。
洗浄対象
カメラに使用される金属部品に付着した油分や皮脂の除去
要望
IPAと同様の性能(洗浄性や乾燥性があること
有機則に該当しないこと

矢印

電球有機則に該当しない[PAG-07]で約20万円のコストダウンを実現
IPAから化研テックの[PAG-07]へ代替することにより、年2回の受診が義務づけられていた有機溶剤健康診断の受診が不要となった。
健康診断費用として、2,300円/人×43人×2回/年=197,800円のコストダウンを達成。また健康診断に関わる担当者の手間の削減も実現できた。

作業者が喜んでいる様子

消防法を非該当化したい

引火性のある液体を保管している倉庫
SOS
リフロー炉の清掃に使用するIPAの量が多く、保有量が指定数量を超える恐れがある。
また、有機則に該当することも気になる。
洗浄対象
リフロー炉内に焼き付いたヤニの洗浄
要望
消防法有機則に該当しないこと
・洗浄性が向上すること

矢印

電球リフロー炉用洗浄剤ロックリンで消防法・有機則の非該当化と洗浄性の向上を実現
リフロー炉に焼き付いたヤニの洗浄用に開発した[ロックリン]は消防法に非該当のため、指定数量にを考慮しなくてよくなった。
水系洗浄剤ながらIPAと比べてフラックス溶解力が格段に高いため、リフロー炉メンテナンス時間は1ライン当たり半日→2時間へと大幅に短縮できた。

作業者が喜んでいる様子

VOCを削減したい

有害な揮発物質が工場から排出されているイメージ
SOS
化研テックのフラックス洗浄システムを中国国内の工場で使用中。中国地方政府より更なるVOC削減の要請があるため、低VOC洗浄剤への切り替えを進めたい。
洗浄対象
はんだ付け後の電子部品に付着したフラックス残渣の除去
要望
・洗浄剤中のVOC量を100g/L以下とすること
・現行と同等の洗浄性を有すること
・化研テックのフラックス洗浄システム(蒸留再生器内蔵)で使用可能なこと

矢印

電球中国のVOC規制に対応した洗浄剤[マイクロクリンECOシリーズ]を新規開発
洗浄剤中のVOC量を100g/L以下とする[マイクロクリン ECOシリーズ]を開発。フラックス洗浄性は確保できているため、洗浄液の切替を進めている。[マイクロクリンECOシリーズ]は当社洗浄機との併用でパーティクルを除去する効果も確認されており、PFAS(フッ素系化合物)の代替として今後展開が期待される。

作業者が喜んでいる様子

エネルギーを削減したい

クリーンエネルギーで環境に配慮しながら稼働する工場のイメージ
SOS
自動車メーカー工場でエネルギー削減目標が掲げられている。その一環として、塗装工程におけるエネルギー削減が必要となっている。
洗浄対象
塗装工程で使用する治具*1に付着した硬化塗膜の剥離
要望
・剥離工程で発生するエネルギーを削減できること
・現行と同等の剥離性を有すること

矢印

電球低温で運用できる塗膜剥離剤[ストリアルUM-4400]を新たに開発し、56%のエネルギー削減に貢献
自動車の塗装工程で使用する剥離剤は80~90℃に加温して運用しており、エネルギー消費のボトルネックだった。そこで[UM-4400]を用いた塗膜剥離の工程を提案。液温60℃での使用が可能となり、剥離工程のエネルギー消費量を56%削減できた。 また、[UM-4400]はpH7*2のため、薬傷の危険性も低減した。
*1:製品を固定する補助治具     *2:1wt.%水溶液

作業者が喜んでいる様子

コストダウンをしたい

工程にかかるコストを計算している様子
SOS
他社製の洗浄剤を内製のフラックス洗浄機で運用中。洗浄工程のコストがかかっており、製品コストに影響している。
洗浄対象
はんだ付け後の電子部品(車載用)に付着したフラックス残渣の除去
要望
・ランニングコストを低減できること
フラックス洗浄性は同等以上であること
・現行の洗浄システムで運用できること

矢印

電球洗浄剤の使用量や廃水量などの低減により、トータルで5,000万円/年のコストダウンを実現
フラックス洗浄性の向上と水リンスを可能にした[マイクロクリンRWシリーズ]を開発。他社製の洗浄剤と比べ洗浄剤の使用量は33%、廃水量は50%の低減が可能となった。また、RWシリーズの運用に伴って工程を見直すことにより、洗浄治具の購入数を減らすことができた。

作業者が喜んでいる様子

作業効率を改善したい

フロー槽の上を基板が通過している様子
SOS
IPAを用いたフローパレットの洗浄工程に人手とコストと時間が掛かっている。また、洗浄品質もばらついている。
洗浄対象
フローはんだ工程で使用される樹脂製のパレット治具
要望
・作業時間を短縮できること
・洗浄工程を省人化できること
・パレット1枚にかかる洗浄コストを削減できること

矢印

電球[パレットクリーナー]の導入により、約80%の作業時間の削減を達成
シャワー式洗浄機[パレットクリーナー]と高洗浄力の洗浄剤[パレクリン]の導入で90分ほどかかっていた洗浄作業が20分へと短縮でき、約80%の作業時間の削減を可能にした。また、省人化や洗浄剤購入量の削減もあり、トータルで約70%のランニングコストダウンを達成した。

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