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ブツ不良は、塗料に起因する塗ブツの他、ほこり・繊維くず・虫等の微小物、および静電気による静電吸着によって事態がより深刻になる傾向があり、解決には周辺環境の状況把握と観察が必要となります。
成形用樹脂ペレットには帯電防止剤等が練り込んであり、成形機等での樹脂ペレット取扱時に静電気が帯びにくいように設計されている。
さらに成形品が帯電しないようにカーボン、アセチレンブラック等が練り込まれることもある。
静電気の帯びやすさの指標として帯電列が示されている。
湿度約60%以下の環境下では、空気との摩擦ではほとんどの樹脂は(-)に帯電する。
布と樹脂では、それぞれの材質の帯電列によって(+)や(-)に帯電する。
空中で静電気圧が数kVの樹脂ワークを、物の上に置くと静電気圧は0V近くまで低くなる。再び空中に位置すると数kVを示す。 ワークが空中にある時の電気力線は四方八方に向かっているが、物の上では電気力線が物に向かっているために見かけ上、帯電量が低くなるだけで、除電しないと帯電量は変化しません。即ち、樹脂ワークを金属の棒状治具等で支持するとワーク表面の静電気圧は高く、静電気除去エアー等での除電をしないとゴミ等を静電気吸着することとなる。 (ただのコンプレッサーエアーは除湿されており、ホコリ払いの風で静電気圧がかえって高くなることもある) 他方、ワークを面状の治具で支持する場合、ワークを治具からとりはずした直後に高い静電気圧となり、ゴミ等を静電気吸着することとなる。ワイピング洗浄用治具から塗装用の治具にワークを載せ替える時も注意が必要である。
冬季には湿度に注意されると共に、静電電位測定器で帯電状況を把握し静電気対策されることを強くお勧めします。
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プレートが空中にある時の電気力線は四方八方に向いているので、 静電気圧は帯電量に応じて高くなる。 |
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プレートが物の上にある時の電気力線はほとんど物の方に向いている ので、静電気圧は低くなる。 |
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