はじめに
導電性接着剤はその名の通り、電気を通す接着剤です。電気を通す成分として銀粉が含まれており、銀ペーストや導電ペーストなどと呼ばれることもあります。
近年は耐熱性の低いフィルムや樹脂を使用した製品が増えているため、はんだの代わりとなる導電接着の手段として使用が拡大しています。
このページでは化研テックの開発する導電性接着剤TKペーストシリーズに寄せられる、よくあるご質問をまとめて紹介しております。ご検討の際に参考にしていただければと思います。
よくあるご質問
導電性接着剤(銀ペースト)の使い方
- 導電性接着剤(銀ペースト)の使い方が分かりません。
- 導電接合後に被着体を取り外したい(剥がしたい)。
- 常温乾燥タイプのCN-7120やCN-7122Sは、乾燥後に100℃程度まで再度加熱することで接着したワークの取り外しが可能です。
その他の品番(エポキシ系樹脂を使用しているものなど)では、いったん接合した後に被着体を取り外すことは困難です。
- シリンジの開け方を教えてください。
- ①まず、ペーストを冷凍庫から取り出し、密栓したまま室温で30分ほど静置し常温に戻します。接着剤に結露が混入しないように拭き取ります。
②ヘッドキャップを開けます。
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③ニードルキャップを反時計回りに回して開けます。 ヘッドキャップより先にニードルキャップを開けるとペーストが吐出されてしまいますのでご注意ください。
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④ニードルを取り付けディスペンサーにセットしてご使用ください。 |
- ディスペンサーが無い場合の塗付方法を教えてください。
- ディスペンサーを用いずに塗布する場合は、スパチュラなどの細いものを使用して下図のようにペーストを押し出して下さい。
※黄色い栓(プランジャ)は取り除かないでください。
※ディスペンサーを用いずに塗布する場合、ニードルを取り付けるとペーストが吐出しにくくなりますのでご注意ください。 |
- ニードルは別売りですか?
- はい。当社ではニードルをご提供しておりませんので、お手数ですがお客様にてご準備いただけますようお願いいたします。
導電性接着剤(銀ペースト)の購入について
- 最小販売単位を教えてください。
- 品番毎に荷姿は異なりますが、シリンジやアルミチューブを1本単位で販売しています。
CM-4230に関しましては、お問合せいただければと思います。
導電性接着剤(銀ペースト)の保管について
- 冷凍で届いたのですが、保管も冷凍ですか?
- TKペーストは冷凍(-10℃)保管となります。クール便(冷凍)で発送いたしますので、お受け取り後は速やかに冷凍庫で保管をお願いいたします。
導電性接着剤(銀ペースト)のデータについて
- 導電性接着剤(銀ペースト)の劣化具合や耐用年数などが知りたいです。データはありますか?
- 導電性接着剤(銀ペースト)の劣化具合は、接着剤を適用する環境や接合する素材、接合条件などにより異なります。
品番毎の信頼性試験データの有無につきましては、恐れ入りますがページ下部のお問い合わせフォームからお問合せ下さい。
- TDSなどの技術資料はありますか?
- ございますが、HP上では公開しておりません。
恐れ入りますが、下記ボタンからご希望の内容をご連絡をいただけますようお願いします。
技術資料のお問い合わせはこちら
- RoHS10やREACH、その他環境規制へ適合している証明書の発行は可能ですか。
- 可能です。
ページ下部の問い合わせフォームか環境規制の内容と共にご連絡をいただけますようお願いします。