フラックス洗浄剤(フラックスクリーナー・フラックスリムーバー)WS-923

公開日: / 更新日:

強固な固着フラックスをIPAの数倍の速度で溶解除去。
フラックス洗浄剤「WS-923」

基板のリペア工程やリフロー炉メンテナンスにおけるフラックス洗浄に最適。電子業界で汎用されるIPAイソプロピルアルコール)とは異なり、強固に焼き付いたフラックスに対する圧倒的な高溶解力と速乾性を両立しました。

製品の特長

01

IPAを圧倒するフラックス溶解力と優れた速乾性

リペア後の乾燥フラックスや、リフロー炉内に蓄積した強固なヤニ汚れを素早く軟化・完全溶解。IPAと比較してフラックスの溶解除去速度が大幅に向上しているだけでなく、極めて高い揮発(速乾)性を有するため、洗浄後の拭き取りや乾燥段取りの手間を排し、作業効率を劇的に高めます。

02

有機則非該当による法適合性と安全性の確保

労働安全衛生法における「有機溶剤中毒予防規則有機則)」および毒劇法に非該当。現場の激しいアルコール臭や作業環境測定の義務化、局所排気装置の維持管理にかかるコスト負担を無くし、法規制に適合した安全な作業環境を容易に構築できます。

03

用途や作業規模に応じた柔軟な荷姿の選択肢

手修正(リペア)時のピンポイントな手元洗浄や部分洗浄に最適なエアゾールスプレータイプと、リフロー炉内パーツの浸漬洗浄や大型部品のメンテナンスに最適な石油缶(13kg)タイプをラインナップ。現場の作業環境や消費規模に合わせて最も使い勝手の良い荷姿を選択いただけます。

04

精密基板・実装部品を傷めない優れた部材耐性

高溶解力でありながら、プリント基板(PCB)上に実装される様々な電子部品や周辺樹脂、金属素地への化学的ダメージを考慮した精密な洗浄剤設計を採用。部材の膨潤や変質、劣化リスクを抑え、エレクトロニクス製品の高度な品質と高信頼性を維持します。

手修正基板のIPA洗浄やリフロー炉のメンテナンスにおいて、このようなトラブルに直面していませんか?

  • IPAの溶解力不足に伴う固着フラックスの洗浄残りや白化現象
    リペア後に焼き付いたフラックスやフラクサーフィルターの強固な汚れがIPAでは溶けきらず、綿棒やブラシで洗う時間と作業者が必要だったり、乾燥後に基板表面が白化(白色残渣が発生)して品質を損ねている
  • リフロー炉内パーツやパンに堆積したヤニ汚れの清掃にかかる多大な手作業負担
    炉内に強固にこびりついたフラックスやヤニのメンテナンス清掃は、IPAを大量に使用して人手と時間をかけて擦り落としており、非生産的な作業が生産ラインの稼働効率に影響している
  • 有機則該当品(IPA等)の使用に伴う作業環境測定と法規制対応の負担
    現場に蔓延するアルコール臭(有機溶剤臭)対策や、安衛法有機則に基づく作業環境測定、定期的な健康診断、法令遵守のための各種書類管理や行政対応の工数に苦慮している
  • 工場の危険物指定数量超過に伴う保管施設の維持・管理コストの逼迫
    プリント基板のマニュアル洗浄やリフローメンテ用として工場内で使用・保管するIPA(危険物第4類アルコール類)の量が増加し、消防法上の指定数量制限の超過や防爆設備の維持コストに悩んでいる

ご使用方法

◆スプレータイプ:
・使用前に上下にしっかりと振り、対象物(汚れ)から10cmくらい離して直接スプレーを吹きかけます。
(汚れをスプレーで流しきるように、たっぷりスプレーします。)

◆18L石油缶入り:
・18L缶の荷姿をご使用のお客様では、石油缶から洗浄瓶やハンドラップなどに小分けして使用している例が多くあります。

・基板上や部品周りのフラックスを洗浄する際は、汚れに洗浄液を塗付し、綿棒などで擦ります。
 リフロー炉内の部品などを浸漬して洗浄する場合は、バットやコンテナなどの容器にWS-923を満たして部品を浸漬させます。
 揮発ロスを削減するため、浸漬中は容器にフタをすることをお勧めいたします。

よくあるご質問

フラックス洗浄剤は「フラックスリムーバー」とは違うものですか。
はんだフラックスの除去剤は多くのメーカーから販売されており、「フラックス洗浄剤」、「フラックスリムーバー」、「フラックスクリーナー」などと呼ばれています。呼び方は異なりますが、フラックスを除去するという機能は同じです。
フラックス洗浄剤WS-923で洗浄後にリンスは必要ですか?
不要です。
WS-923は全て揮発する成分で構成されていますので、洗浄後のリンス工程は必要ありません。洗浄後は速乾性のため、自然乾燥します。
フラックス洗浄剤WS-923の取り扱いはIPAと同じですか?
フラックス洗浄剤WS-923とIPAの物性値は下表のとおりです。
洗浄性 引火点 消防法危険物 指定数量
フラックス洗浄剤
WS-923
高😀 -12℃ 第4類第一石油類
(非水溶性)
200L
IPA 低🙁 11℃ 第4類第アルコール類 400L
また、フラックス洗浄剤WS-923を取り扱う際の主な注意点は下記の通りです。
・引火点が非常に低温のため、電気設備(超音波洗浄機やバブル洗浄機など)に投入しての使用は厳禁です。
・取扱い場所は火気厳禁とし、作業場は換気を十分に行って下さい。
・容器は密閉し、直射日光を避け、冷暗所に保管して下さい。
作業時は保護眼鏡、保護手袋等を着用し、直接の接触を避けて下さい。
・廃液(産業廃棄物 廃油扱い)は、許可を受けた産業廃棄物処理業者にて処理してください。
本品の詳細な注意事項につきましては、安全データシート(SDS)に記載しておりますので使用前に必ずご確認ください。
スプレーの販売単位を教えてください。また、1本単位で購入したいのですがどこから購入できますか?
フラックス洗浄スプレーWS-923は24本入り/箱での販売となります。Arrow.comにて1本単位で販売しておりますのでご検討ください。

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製品紹介動画

高いフラックス溶解力!~IPAと比較しました~

フラクサーのフィルタに付着したフラックスを固めたテストピースをIPAフラックス洗浄剤WS-923に漬けて、フラックスが溶けきるまでの様子を比較しました。フラックス洗浄剤WS-923に漬けたフラックスは約7分ほどで溶けきりましたが、IPAは7分経ってもほとんどフラックスを溶かせていません。
フラックス洗浄剤WS-923の方がIPAより高いフラックス溶解力を有しています。

フラックス洗浄デモ!リフロー炉内のパン編

高洗浄力と速乾性ではんだリペア後のフラックス洗浄に最適なフラックス洗浄剤WS-923はリフロー炉内のフラックス汚れ・やに汚れの洗浄にも適しています。
今回はスプレータイプのWS-923を用いて、リフロー炉内のパンに付着したフラックスを洗浄してみました。こういったメンテナンス清掃時はIPAを使用し人手と時間をかけてブラシで擦って洗浄している現場が多くあります。フラックス洗浄剤WS-923で時間と人手をかけずにメンテナンス清掃が完了できます!

フラックス洗浄デモ!フラクサーフィルター編

高洗浄力と速乾性ではんだリペア後のフラックス洗浄に最適なフラックス洗浄剤WS-923でフラックスの固着したスプレーフラクサーのフィルターを洗浄してみました。
適当なサイズに切ったフィルターをIPAとWS-923に浸せきして溶解力を比較します。たった5分漬けておくだけで、驚きのフラックス溶解力を発揮します。

一般物性・関係法令

■ 一般物性

主成分 炭化水素・アルコール系
比重 0.73
沸点 79~100℃
引火点 -12℃
荷姿 スプレー(420ml×24本)
石油缶(13kg/缶)
テクニカルデータシート 技術資料のアイコン

※スプレータイプには噴射ガス:LPGを使用

■ 関係法令

安衛法 有機則*1 非該当
毒劇法*2 非該当
消防法
(危険物第4類)
非該当

*1:労働安全衛生法 有機溶剤中毒予防規則    *2:毒物及び劇物取締法

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