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フラックス残渣を構成するロジンやチクソ剤(非極性)を洗浄剤マイクロクリンが軟化・膨潤剥離し、残る金属塩やイオン性化合物(極性)を含水アルコール系リンス剤マークレスが強力に置換除去。難洗浄とされる鉛フリー・ハロゲンフリーの残渣を効率よく完全にクリーンアップします。
リンス剤マークレスは水の約4倍の乾燥速度を誇り、チップ下の微細間隙に潜む液残りも短時間で完全乾燥。表面張力が極めて低いため隙間への置換性が高く、水乾燥時に発生しやすいウォーターマーク(乾燥痕・水シミ)や実装部品・金属素地への腐食・鉛崩壊を防ぎます。
専用洗浄機「マイクロクリーナー®」内の内蔵蒸留再生システムにより、汚れたリンス液を装置内でリサイクル可能。大規模な工場排水処理設備や高価な水処理膜などの備品投資が不要となり、廃棄物(濃縮残分)の量を最小限に抑えた低コスト環境プロセスを実現します。
化研テックでは グリコール系洗浄剤マイクロクリン+含水アルコールリンス剤をマークレス®を用いた独自の洗浄工程を開発・提案しています。炭化水素系の洗浄剤や準水系洗浄システムのデメリットをカバーする化研テック独自の洗浄剤・リンス剤を紹介します。
近年の通信装置・モジュール等に使用される電子基板・電子部品は高周波設計が必須であり、基板材質に低伝送損失が求められています。低誘電率の材質特性を基板メーカー各社が求めている中、化研テックでは洗浄工程において、回路表面の特性を変化させないことを最優先に洗浄剤設計を行っています。
『フラックス残渣とは』ページで解説しているように、フラックス残渣はロジン、未反応の活性剤、チクソ剤、金属塩(Sn塩等)などの成分で構成されており、それらの成分は大きく非極性(親油性)成分と極性(親水性)成分に分類することができます。
<フラックス残渣モデル>
化研テックのフラックス洗浄システムでは、洗浄剤マイクロクリンシリーズが非極性成分を除去し、リンス剤のマークレス®が極性成分を除去するため、効率よく かつ 完全にフラックス残渣を除去することができます。
鉛フリーはんだフラックス残渣には金属塩などの溶解しにくい成分が含まれており、従来の溶解力だけを重視した洗浄剤ではフラックス残渣を完全に除去することが困難でした。化研テックのフラックス洗浄剤マイクロクリンシリーズは、フラックス溶解力だけではなく、溶解しにくいフラックス残渣被膜にも浸透し、膨潤・剥離させる機構を取り入れているため、フラックス洗浄力が高いことが特長です。
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化研テックではフラックス洗浄のリンス剤として水リンスではなく、含水アルコール系のマークレス®ST-05を開発。
フラックス自動洗浄工程において汎用される「水リンス(準水系システム)」の各種課題と、含水アルコール系リンス剤「マークレス®」の決定的な優位性を、実務上の技術ファクトに基づいて比較・検証します。
| 比較項目 | 含水アルコール系「マークレス®」 | 一般的な「水リンス(水洗)」 |
|---|---|---|
| 微細間隙への 浸透・置換性能 |
【界面活性剤フリーで回路特性を完全保護】 表面張力が極めて低いため、高密度実装されたチップ下の狭小な隙間まで瞬時に浸透。洗浄剤を確実に置換除去します。不揮発成分(界面活性剤など)を一切含有しないため、高周波基板で重要視される誘電率や絶縁抵抗値などの電子回路特性を汚染しません。 |
【界面活性剤の残渣による回路特性の低下】 水は表面張力が高いため微細な間隙に入り込めず、液残り(洗浄剤の置換不足)が発生します。そのため他社製では界面活性剤を配合して親水化させますが、この界面活性剤が基板表面に残留し、誘電特性などの重大な回路特性低下を招くリスクがあります。 |
| 乾燥性・ ウォーターマーク |
【水比 約4倍の超速乾燥 / 乾燥痕フリー】 アルコール(IPA)とほぼ同等の優れた揮発性を有し、隙間の乾燥スピードは水の約4倍を誇ります。乾燥工程の大幅な時間・エネルギー短縮を実現すると同時に、白ジミやウォーターマーク(乾燥痕)の発生を根本から防ぎます。 |
【長時間の乾燥タクト / 乾燥痕の多発】 水は蒸発潜熱が大きく極めて乾燥しにくいため、乾燥時間の長期化や乾燥炉の電力コスト増大がネックとなります。また、乾燥プロセス中に水中の微細異物が濃縮されやすく、外観不良を招くウォーターマークが多発します。 |
| 部材耐性・ 液の腐敗リスク |
【アルコール特性による金属腐食・腐敗の抑制】 独自の含水アルコール組成(水とアルコールのハイブリッド)により、水の弱点を克服。アルコールの持つ静菌・防食作用により、デリケートなはんだ部材の金属腐食や鉛崩壊を確実に防ぎ、液の腐敗もシャットアウトします。 |
【液の早期腐敗に伴う藻・異物の発生】 水が金属素地を直接侵すリスクが高く、頻繁な水交換や排水が必要になります。さらに純水タンクや配管内での水の腐敗(藻類・菌類の繁殖)を防ぐことは難しく、これらが剥がれて洗浄工程における「異物不良」の主原因となります。 |
| 排水管理・ ランニングコスト |
【装置内蒸留リサイクルによる廃水ゼロ運用】 同社の自動洗浄装置「マイクロクリーナー®」に標準内蔵された蒸留再生器により、システム内での100%完全リサイクル運用が可能。排水は一切発生せず、廃棄物は蒸留後に残る濃縮残分のみとなるため、廃液コストを極小化できます。 |
【多大な水処理エネルギーと排水処理負担】 使用した純水を再利用(リサイクル)するには、大規模なろ過膜(分離膜)や多大な再生エネルギーが必要となり、備品交換を含めた維持コストが高騰します。また、工場内に排水処理インフラがない場合は、廃水引き取りの莫大な費用が発生します。 |
| 品名 | フラックス洗浄剤 | リンス剤 | ||
|---|---|---|---|---|
| マイクロクリン
WS-3220 |
マイクロクリン
WS-2107 |
マイクロクリン
RW-4180 |
マークレス®
ST-05 |
|
| 特長 | 鉛フリー対応
(汎用) |
鉛フリー対応
(難洗浄用) |
非危険物 | - |
| 主成分 | アルコール系 | アルコール系 | グリコール系 | アルコール系 |
| 比重
(20℃) |
1.00 | 1.05 | 0.98 | 0.89 |
| 粘度
mPa.s(20℃) |
9.3 | 9.7 | 11.0 | 2.3 |
| 表面張力
mN/m(20℃) |
35 | 44 | 36 | 26 |
| 沸点
(℃) |
200以上 | 200以上 | 100以上 | 81 |
| 引火点
(℃) |
105 | 100 | - | 24 |
| オゾン
破壊係数 |
0 | 0 | 0 | 0 |
| 消防法
第4類 |
第3石油類
非水溶性 |
第3石油類
非水溶性 |
非該当 | 非該当 |
| 安衛法有機則 | 非該当 | 非該当 | 非該当 | 非該当 |
| テクニカル
データシート |
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| カタログ ダウンロード |
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製品情報
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雑誌掲載記事
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雑誌掲載記事
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基板実装コラム
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困ったときの解説ページ
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「現在の水系洗浄では高密度基板のウォーターマークや乾燥不良が解決しない」「炭化水素系を検討したいが、防爆設備の莫大な投資コストに頭を悩ませている」「界面活性剤フリーで回路特性を完全に保護したい」など、フラックス自動洗浄工程における課題はございませんか?
貴社で実際にご使用中の各種はんだ(鉛フリー、ハロゲンフリー)や基板サイズ、生産タクトに合わせ、弊社ラボにて一連のテスト洗浄を承ります。最適なシステム構築に向け、まずはお気軽にご相談ください。
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