プリント基板や半導体パッケージ基板、電子部品のフラックス洗浄剤
マイクロクリン・マークレス®

公開日: / 更新日:

鉛フリー・ハロゲンフリーの難洗浄フラックスを膨潤剥離。
高性能フラックス洗浄剤「マイクロクリン・マークレス®

高密度実装基板や半導体パッケージの絶縁信頼性を担保する、独自の二液型(洗浄剤+リンス剤)プロセス。チップ下の極小間隙への圧倒的な浸透力とスピード乾燥を両立し、廃水ゼロのインライン蒸留リサイクルにより運用コストの劇的な低減に貢献します。

製品の特長

01

非極性・極性成分を完全に捉える二液相補洗浄

フラックス残渣を構成するロジンやチクソ剤(非極性)を洗浄剤マイクロクリンが軟化・膨潤剥離し、残る金属塩やイオン性化合物(極性)を含水アルコール系リンス剤マークレスが強力に置換除去。難洗浄とされる鉛フリー・ハロゲンフリーの残渣を効率よく完全にクリーンアップします。

02

水リンスの欠点を全廃した超速・無痕乾燥

リンス剤マークレスは水の約4倍の乾燥速度を誇り、チップ下の微細間隙に潜む液残りも短時間で完全乾燥。表面張力が極めて低いため隙間への置換性が高く、水乾燥時に発生しやすいウォーターマーク(乾燥痕・水シミ)や実装部品・金属素地への腐食・鉛崩壊を防ぎます。

03

クローズド蒸留再生による廃水ゼロ・低コスト運用

専用洗浄機「マイクロクリーナー®」内の内蔵蒸留再生システムにより、汚れたリンス液を装置内でリサイクル可能。大規模な工場排水処理設備や高価な水処理膜などの備品投資が不要となり、廃棄物(濃縮残分)の量を最小限に抑えた低コスト環境プロセスを実現します。

フラックスのバッチ式自動洗浄工程において、このような設備投資や品質トラブルに直面していませんか?

  • 一般的な水系洗浄剤による乾燥不良とウォーターマーク(乾燥痕)の発生
    水リンス特有の乾燥性の悪さにより、高密度実装基板の隙間に水分が残留して乾燥不良を引き起こしたり、乾燥後に白く目立つウォーターマーク(乾燥痕)が残り、製品品質を大きく損ねている
  • 水系リンス槽の維持管理負担と水の腐敗による藻・異物の発生
    循環使用しているリンス水(純水など)の品質管理が難しく、液の腐敗に伴う藻の発生や微細な異物混入トラブルが突発的に発生し、頻繁な液更新やメンテナンスの手間に追われている
  • 炭化水素系洗浄剤の使用に伴う防爆仕様設備の莫大な初期投資コスト
    引火性のある炭化水素系(アルコール系)の導入を検討したものの、安全確保のための防爆仕様設備や静電気対策装置が必須となり、周辺インフラを含めた多大なイニシャルコストに苦慮している
  • 水系特有の排水処理設備の導入とランニングコストの逼迫
    化学物質を含んだ多量の洗浄廃水をそのまま放流できず、専用の排水処理設備や油水分離装置の維持、または廃水引き取り委託にかかる莫大なランニングコストが経営を圧迫している
  • 工場のVOC排出量削減目標や洗浄工程の労働環境改善への対応限界
    炭化水素系洗浄剤の揮発に伴うVOC(揮発性有機化合物)の排出量削減や、水系の高温加温(60℃以上など)に伴うブース内の熱気・臭気対策、安全衛生基準のクリアに苦慮している

フラックス洗浄剤マイクロクリンとリンス剤マークレス®の開発ポイント

化研テックでは グリコール系洗浄剤マイクロクリン+含水アルコールリンス剤をマークレス®を用いた独自の洗浄工程を開発・提案しています。炭化水素系の洗浄剤や準水系洗浄システムのデメリットをカバーする化研テック独自の洗浄剤・リンス剤を紹介します。

■ 電子・半導体実装工程における最優先設計事項

  • 洗浄剤によって洗浄後の回路特性を変化させないこと。
    (絶縁抵抗のみならず誘電特性も重視)
  • ソルダリング後のフラックス残渣(特にイオン性化合物)及び、その他工程汚染物質に対する溶解・除去性が高いこと。
  • 電子部品及び、その他構成材料に影響を及ぼさないこと。
    あるいは、影響が極めて軽微なこと。
  • 人体・環境への安全性が高いこと。
  • 安定供給が可能であり、リサイクル性に優れること。

近年の通信装置・モジュール等に使用される電子基板・電子部品は高周波設計が必須であり、基板材質に低伝送損失が求められています。低誘電率の材質特性を基板メーカー各社が求めている中、化研テックでは洗浄工程において、回路表面の特性を変化させないことを最優先に洗浄剤設計を行っています。

『フラックス残渣とは』ページで解説しているように、フラックス残渣はロジン、未反応の活性剤、チクソ剤、金属塩(Sn塩等)などの成分で構成されており、それらの成分は大きく非極性(親油性)成分と極性(親水性)成分に分類することができます。


<フラックス残渣モデル>

化研テックのフラックス洗浄システムでは、洗浄剤マイクロクリンシリーズが非極性成分を除去し、リンス剤のマークレス®が極性成分を除去するため、効率よく かつ 完全にフラックス残渣を除去することができます。

マイクロクリンシリーズの高洗浄力の秘密

鉛フリーはんだフラックス残渣には金属塩などの溶解しにくい成分が含まれており、従来の溶解力だけを重視した洗浄剤ではフラックス残渣を完全に除去することが困難でした。化研テックのフラックス洗浄剤マイクロクリンシリーズは、フラックス溶解力だけではなく、溶解しにくいフラックス残渣被膜にも浸透し、膨潤・剥離させる機構を取り入れているため、フラックス洗浄力が高いことが特長です。

水リンスの欠点をカバーする含水アルコール系リンス剤マークレス®

化研テックではフラックス洗浄のリンス剤として水リンスではなく、含水アルコール系のマークレス®ST-05を開発。
フラックス自動洗浄工程において汎用される「水リンス(準水系システム)」の各種課題と、含水アルコール系リンス剤「マークレス®」の決定的な優位性を、実務上の技術ファクトに基づいて比較・検証します。

比較項目 含水アルコール系「マークレス® 一般的な「水リンス(水洗)」
微細間隙への
浸透・置換性能
【界面活性剤フリーで回路特性を完全保護】
表面張力が極めて低いため、高密度実装されたチップ下の狭小な隙間まで瞬時に浸透。洗浄剤を確実に置換除去します。不揮発成分(界面活性剤など)を一切含有しないため、高周波基板で重要視される誘電率や絶縁抵抗値などの電子回路特性を汚染しません。
【界面活性剤の残渣による回路特性の低下】
水は表面張力が高いため微細な間隙に入り込めず、液残り(洗浄剤の置換不足)が発生します。そのため他社製では界面活性剤を配合して親水化させますが、この界面活性剤が基板表面に残留し、誘電特性などの重大な回路特性低下を招くリスクがあります。
乾燥性・
ウォーターマーク
【水比 約4倍の超速乾燥 / 乾燥痕フリー】
アルコール(IPA)とほぼ同等の優れた揮発性を有し、隙間の乾燥スピードは水の約4倍を誇ります。乾燥工程の大幅な時間・エネルギー短縮を実現すると同時に、白ジミやウォーターマーク(乾燥痕)の発生を根本から防ぎます。
【長時間の乾燥タクト / 乾燥痕の多発】
水は蒸発潜熱が大きく極めて乾燥しにくいため、乾燥時間の長期化や乾燥炉の電力コスト増大がネックとなります。また、乾燥プロセス中に水中の微細異物が濃縮されやすく、外観不良を招くウォーターマークが多発します。
部材耐性・
液の腐敗リスク
【アルコール特性による金属腐食・腐敗の抑制】
独自の含水アルコール組成(水とアルコールのハイブリッド)により、水の弱点を克服。アルコールの持つ静菌・防食作用により、デリケートなはんだ部材の金属腐食や鉛崩壊を確実に防ぎ、液の腐敗もシャットアウトします。
【液の早期腐敗に伴う藻・異物の発生】
水が金属素地を直接侵すリスクが高く、頻繁な水交換や排水が必要になります。さらに純水タンクや配管内での水の腐敗(藻類・菌類の繁殖)を防ぐことは難しく、これらが剥がれて洗浄工程における「異物不良」の主原因となります。
排水管理・
ランニングコスト
【装置内蒸留リサイクルによる廃水ゼロ運用】
同社の自動洗浄装置「マイクロクリーナー®」に標準内蔵された蒸留再生器により、システム内での100%完全リサイクル運用が可能。排水は一切発生せず、廃棄物は蒸留後に残る濃縮残分のみとなるため、廃液コストを極小化できます。
【多大な水処理エネルギーと排水処理負担】
使用した純水を再利用(リサイクル)するには、大規模なろ過膜(分離膜)や多大な再生エネルギーが必要となり、備品交換を含めた維持コストが高騰します。また、工場内に排水処理インフラがない場合は、廃水引き取りの莫大な費用が発生します。
 

一般性状・法令

品名 フラックス洗浄剤 リンス剤
マイクロクリン
WS-3220
マイクロクリン
WS-2107
マイクロクリン
RW-4180
マークレス®
ST-05
特長 鉛フリー対応
(汎用)
鉛フリー対応
(難洗浄用)
非危険物 -
主成分 アルコール系 アルコール系 グリコール系 アルコール系
比重
(20℃)
1.00 1.05 0.98 0.89
粘度
mPa.s(20℃)
9.3 9.7 11.0 2.3
表面張力
mN/m(20℃)
35 44 36 26
沸点
(℃)
200以上 200以上 100以上 81
引火点
(℃)
105 100 - 24
オゾン
破壊係数
0 0 0 0
消防法
第4類
第3石油類
非水溶性
第3石油類
非水溶性
非該当 非該当
安衛法有機則 非該当 非該当 非該当 非該当
テクニカル
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洗浄装置

フラックス洗浄機の製品ページのサムネイル 製品情報
フラックス洗浄機 マイクロクリーナー®
近年、電子機器の小型化・実装の高密度化に伴い、電子回路や電子部品にはますます高品質・高信頼性が要求されており、フラックス洗浄に対するニーズが高まってきています。マイクロクリーナー®フラックス洗浄機の決定版!プリント基板・電子部品の品質アップに貢献します。

よくあるご質問

どのような洗浄装置で使用するのですか。装置の仕様について教えてください。
専用の洗浄機はフラックス洗浄装置マイクロクリーナー®です。詳しくは、製品ページをご覧ください。

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どの洗浄剤が適しているのかわかりません。はんだペーストやフラックスから適切な洗浄剤を提案してもらえますか。
ペーストやフラックスのメーカー様および品番をご連絡ください。はんだペーストやフラックスごとの洗浄データを社内で保有しておりますので、調査の上 適切な洗浄剤をご提案いたします。
また、弊社研究所では実際のワークを使った洗浄テストも承っております。
使っているフラックス洗浄剤や紹介してもらったフラックス洗浄剤に関する情報がホームページに載っていない。
ホームページには一部のフラックス洗浄剤しか掲載しておりません。掲載されていない品番の製品資料などがご入用でしたら、ページ下部の お問い合わせフォーム資料請求フォームからご連絡ください。

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貴社で実際にご使用中の各種はんだ(鉛フリー、ハロゲンフリー)や基板サイズ、生産タクトに合わせ、弊社ラボにて一連のテスト洗浄を承ります。最適なシステム構築に向け、まずはお気軽にご相談ください。

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